上記2つの組合せでは、M42-Fマウントアダプタの光路長が、写真から推察するに、せいぜい1.5〜2mm程度なので、全体としては約14〜21mmになってしまいます。これではピントが合わないと思われるので、中間リングを用いて、光路長を稼ぐ手段に出ます。
◆Nikon PK-11
手持ちの中間リングで最も薄い8mmのPK-11(現行品はPK-11A)を入れることで、光路長は約22〜29mmとなります。これでBORGで組んだ場合とほぼ同じになるはずです。
←こちらは現行品のPK-11A
余談ですが、以前に中古で手に入れたPK-11、現行品のPK-11Aとの違いは、CPUレンズに対応するか否かです。
PK-11は、信号接点に接触するため全てのCPU内蔵レンズは装着不可です。PK-11Aは、CPUレンズのうち、AF-I/AF-S/AF-PのようなAFモータ内蔵レンズ以外のレンズが使用可能となりました。
ただ、現行のAFレンズは、殆どがAF-SかAF-Pとなっているので、PK-11Aも使用できないレンズがほとんどです。
最も、PK-11/11Aは中間リングでも最も薄いため、これ単体で本来の撮影倍率アップの使い方では効果が薄いためにあまり使い道はなく、他の中間リングやベローズその他との組合せで使うことになるかと思います。
さて、定番のBORGをあえて使用しない(金銭的な理由もあります)という組合せ、果たしてうまくいくか、次回乞うご期待(笑
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