何年ぶりだろう、新品のカートリッジを購入しました。
audio-technicaのMCカートリッジ、AT-F7です。
MCカートリッジは、同社のAT-F3/IIを所有していますが、2,3年前に使ってみたところ、音が出なくなってしまいました。
リード線やヘッドシェルの導通も測ってみましたが、問題なく、アンプ側のMCヘッドアンプの異常でもなさそう(MMカートリッジをMCポジションに設定して鳴るので)なので、カートリッジ内部の断線と思います。
AT-F3IIは購入したのは96年だったと思うので、どちらにしろ20年モノですし、AT-F3IIはその後2010年にIII型にモデルチェンジ後、廃番となってしまったので、後継モデルもありません。
現在、同じ外装形状で、AT-F7と、少し安価なAT-F2(これが事実上のAT-F3III後継?)があり、AT-F7の評判がよさそうだったので、これを導入してみることにしました。
DENONの超ド定番、DL-103も検討してみましたが、元々AT-F3IIの繊細な音が好きだったので、音の傾向がAT-F7ならある程度想像つくわけで、AT-F3IIからのアップグレードにもってこいかなと。
audio-technicaの入門クラスで、C/Pの高いFシリーズを、簡単にまとめてみました。
●AT-F3(1985年〜) \10,000
シリーズ初代
●AT-F3/II(1993年〜) \10,000(発売当初)〜\15,000(末期)
PCOCC6N化
●AT-F3/III(2010年〜) \18,000
ネオジウムマグネット化 標準針圧1.5→2.0gに
●AT-F7(2010年〜) \30,000(発売当初)〜\38,000(2014年現在)
F3シリーズの兄貴分として発売
●AT-F2(2014年〜) \30,000
実質的なF3シリーズ後継
外装は30年来同じ形状なんですね。
私がAT-F3/IIを買ったころは、確か定価が\12,000だったと思いますが、実売は8千円程度、確か札幌のキャビン大阪屋で購入したと思います。
当時としても、MCカートリッジとしてはほかにない安さで、かつMCらしい繊細な音が楽しめました。
低域の押し出しは弱いほうだったので、クラシックのや女性ヴォーカル向きでしたね。
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