見てきた、というより、庶民の集うショッピングモールに展示されていたんですけどね。
前から気にはなっていたんですよ。あのBMWがついに出したFF車(もっとも傘下のMINIブランドでFF車は慣れていると思うけど)、しかも3列シート、値段も平均的サラリーマンでも何とか買えるお値段、あのBMWふが、こんなユーティリティ優先の車種を出すなんて、10年。前は考えられなかったことです。
しかも218iは、なんと直列3気筒!の1.5Lターボです。シルキー6が特徴だったBMWも、今は主力は4気筒、更に3気筒まで発売されるとは…。時代ですねぇ。
サイズ的には、マツダのプレマシーに近いものがあります。
運転席に座ってみました。展示車はLuxuryで、218iのベースグレードより60万円強も高価になり、411万円です。
ただ、さすがにBMWのダコタレザーの質感は高く、国産車で同じ位の値段の車のレザーとは比較になりません。国産車のレザーは、薄手で質感に乏しい車種がほとんどなので、レザーを楽しむならBMWは第1候補ですね。
インパネのデザインイメージは、誰が見てもBMWらしく、飽きのこないデザインです。
シートも座面ががっしりしているのと、2シリーズのアクティブツアラーより座面はやや高い上に、座面の高さの調整幅が非常に広いので、背の高い人や低い人でも良いポジションに設定できそうです。
ただ、肝心の3列目は、悪く言うと荷室に座椅子が乗っかっているイメージ。大人は足が入らないでしょう。小学校低学年でも厳しそうです。大人ならせいぜい10分が限界でしょう。この辺り、まだ国産ミニバンに比べて詰めが甘いです。
2列目から見ると、3列目が狭いのがわかります。
何より、3列目に乗り込むには2列目を前に倒さなければなりませんが、倒した2列目をまたがないと3列目に到達できません。
更に2列目も、座面長がやたらと短く、2列目でも長時間乗るのは厳しいのでは?
これではどんなに質感が良いシートでも、ロングドライブは厳しそうです。
正直なところ、この3列は色々中途半端で、だったら2列の車で、2列目ももう少ししっかりゆったり座れる車にしたほうがよいうです。
国産ミニバンの便利さと比較するのは、ちょっと論外な気がしました。
もちろんBMWですから、FFでも走りはいいと思いますが、中途半端なユーティリティを選ぶなら、3列目は諦めて320iのTouringを買ったほうが幸せになれそうな気がします。
そのうち、3シリーズと共に試乗はしてきたいと思います。
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