MDR-ZX770BNを通勤で使ってみた
2017-01-27


禺画像]

先日入手したBluetoothヘッドフォン、SONY MDR-ZX770BNを通勤で使ってみました。
写真は全然通勤じゃないですが(笑
再生機はSONYのXperia Z2です。

通勤…と言っても、電車で僅か1駅だけ、駅と職場は徒歩10分かからないところなので、普段はイヤホンやヘッドフォンを使うことはありません。
コードも煩わしい、というのも大きいです。
ですが、せっかくのBluetoothヘッドフォン、気軽に使えるので、これならあまり時間の掛からない通勤でも、録り溜めたラジオ程度なら聞けますね。


■ZX770BNのノイズキャンセリングはやっぱり効果薄


これは買ったときに、職場の全ユーザーから「おまけみたいな感じです」と言われていた通り、やはり劇的なノイズキャンセリングは期待できませんでした。
低周波はそれなりに効果があっても、中域より上の遮断能力は低く、ぶっちゃけ"ノイズキャンセリングなしのカナル型イヤフォンのほうが遮音性が高い"という結果になりました。
当方、SONYのカナル型イヤフォン、MDR-BAxxxxを持っていますが、こちらのほうが街中での遮音性能は遥かに高く、特に高周波の音は聞こえない(逆に低周波の音はそれなりに入る)ので、カナル型の特徴である"耳栓をしている状態"に近いわけです。
ZX770BNのノイズキャンセリングを切ると、オープンエア型とは言わないまでも、街中のノイズはかなり入ってくるので、ヘッドフォン自体の遮音性があまり高くないのも起因しているかと思います。

最新型のBOSEのヘッドフォンなんかを使うと、効きすぎて怖いくらいに見事にノイズカットしてくれるので、それを期待するとがっかりするかもしれません。
逆にいうと、ほどほどノイズキャンセリング性能なので、街中でも安心して使えるといえます。車の騒音も、中高音は入ってきますし、自転車のベルやクラクションも聞こえます。
ノイズキャンセリングは、内蔵マイクで外部の音を広い、その逆位相の音を出力することで、ノイズを打ち消すという仕組みから、高周波になるほどカットが難しいので、ヘッドオン自体の遮音性が重要ということでしょうね。

ZX770BNは、周辺ノイズに応じた3通りのノイズカットを、NCボタンを押すことで自動選択してくれますが(上位機はボタンを押さなくても自動選択してくれます)、色々試しても劇的にノイズが消えるということはありませんでした。

適度に外部の音が入ってきつつ、音楽はちゃんと聞こえるので、街中を歩きながら使える(あまり推奨はしませんし、もちろん自転車乗りながらはダメですよ)ヘッドフォンと言えます。
音に集中したい、ノイズは徹底的に遮音したいと考える方には不向きです。


■aptX接続時の音質

Xperia Z2はaptXに対応しているので、ZX770BNの音質設定も最高音質に設定することで、優先的にaptXコーデックを使用します。
aptXは、最新のHD規格ではないため、音源がハイレゾであっても、44.1kHzサンプリングに変換して、Bluetooth通信します。
普段Xperiaは音楽再生機としては使っていなくて、音源も試しに仕入れたハイレゾ音源の一青窈、宇多田ヒカル、Xperia購入当時の特典として付いてきた、圧縮音源のマイケル・ジャクソンのXscapeです。
ちなみにXperia Z2は、当初はUSB DACに接続時のみ、ハイレゾ出力可能で、単独では再生できないという仕様でしたが、Android5.02化した際に、ハイレゾ音源(FLAC 24bit 96kHzまで)も単独再生可能となりました。

まずは一青窈から。ハイレゾらしい空間の出方は感じられません。レンジもあまり広くは感じませんが、SONYらしいメリハリの有る音です。高域になるほど解像感は下がっていく印象で、正直圧縮音源を聞いているのと同等です。codecで圧縮しているので当たり前ですが。

宇多田ヒカルも同様の印象ですが、こちらは元々の音源が空間をことさら広げるような音作りではないからか、あまり違和感はありません。
ただ、ボトムエンドの押し出しはもう一歩で、これはBluetoothだからというより、ヘッドフォンそのものの音かと思います。


続きを読む

[オーディオ・ビジュアル]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット