Nikon D850では、D810にあったRAW S(約904万画素/D810・約1136万画素/D850)だけではなく、その中間であるRAW M(2556万画素)が設定できるようになりました。
D810でRAW Sは、あまりに解像度が違いすぎて、使用する場面が想定できなかったので、使ったことはないです。
ところが、D850のRAW Mは、D810以外のFX機、D5やD750などよりも、画素数が多いわけで、フル画素の4544万画素まで必要ない場合、メモリカードを節約したい場合には、積極的にRAW Mを使うのも1つの手です。
RAW MやRAW Sでは、14bit記録はできず、可逆圧縮の12bitのみとなりますが、現実的に現代のディスプレイやプリンタが、12bitと14bitの差を表現できませんし、殆ど差はわからないと思われます。
とりあえず手持ち撮影で試してみました。
が、ブログでは解像度を横方向1280ドットに落としているので、差はわからないですね…
●D850 RAW L
●D850 RAW M
●D850 RAW S
スミマセン、解像度落としていると差がわかりませんね。
ただ、解像度を落とす前の画像を見た限り、問題なく使えそうな画質でした。
航空機撮影のように、連写コマ数が多い場合は、RAW Mを使うのもありですね。
ところで、面白いことに、同じ12bitロスレス圧縮の場合、RAW Lの連続撮影枚数が170コマに対し、RAW Mで94コマ、RAW Sで56コマと、データ量は落ちるのに、コマ数も減るんです。
ということは、実際には内部でフル画素で撮ったものをリサイズしているんでしょうね。
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