クロスプロレス
2018-07-01


禺画像]
といってもフィルム写真のことではなく、あくまでNik Collectionによる加工。

デジタルカメラが一般化して早十数年。
職場なんかで写真の話をしていると、フィルムはきれいに撮れない、というイメージが徐々に浸透していて、フィルム写真は逆にそれを楽しむツール、ということらしい。


違うんだよなぁ…。


だって、ほんの十数年前までフィルム写真が主力で、その頃の写真って、そんなにノスタルジックでした? んなことないですよね。
写真としてのクオリティは、印刷技術云々は別として、色がおかしいとか周辺減光しているとか粒子が荒すぎるとか…まあ高感度フィルムに増刊処理後だと粒子は粗いけど。

もちろん、普通のきれいな写真はデジタルで撮れるので、求められているのが、そういった"個性的"な写真なのは致し方ないのでしょうが。

でもそんな写真もデジタルで加工できてしまうわけで、この写真はクリスプロセス処理だけですが、これに周辺減光だの傷だの粒状感だのを与えたら、はっきり言ってフィルム写真と言われても見分けはつきにくいでしょう。

デジタル加工も、今はスマホアプリでできてしまう時代、単にノスタルジックなフィルムは、飽きられてしまうんじゃないかな?



個人的には、デジタルでは得られないもの、リバーサルフィルムがオススメです。ディスプレイではなくフィルム原盤で鑑賞できるのは、デジタルでは得難い体験と思うんですけどね。
[写真]
[Panasonic LUMIX GX7MK2]
[LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH.]

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