18%グレーカードとはなんぞや? という方に簡単に解説すると、カメラに内蔵されている露出計は、18%グレーのものが適正な明るさに映るように設定されています。
それがなぜ18%グレーなのかは、
こちらに詳しい解説があるのでので割愛するとして、18%グレーのものが適切な明るさで撮れれば、真っ黒の被写体から真っ白の被写体までを、バランスの良い明るさで写してくれます。
もちろん、各メーカーごとに基準は多少違いますし、いわゆる明るめに撮るハイキー、逆に暗めに撮るローキーといったように、個人の好みもあるので、何が適正かとは明確には言えないものの、1つの基準として、18%グレーカードが用いられています。
このカードを被写体の近くに置いて、その明るさを反射光露出計なりカメラの露出計なりで測ることで、その他の色も適正露出で写るという仕組みです。
80年代後半から、Nikonのマルチパターン測光に代表される、多分割測光が主流となり、カメラのTTL露出計の精度はぐんと上がり、後は経験則に基づき露出補正を加えることで、適正露出を得られる確率はぐんと上がりました。
とはいえ、きちんとグレーカードで露出を決める、というのは基本ですし、特に古いカメラで撮る場合、内蔵露出計がなかったり、あっても精度がいまいちだったりするので、グレーカード+単体露出計があると便利です。
Yamaroの機材でいうと、BRONICA S2は露出計がなく、普段撮影の際は、SEKONICの古い単体露出計を持ち歩きます。
この露出計は単純な反射光でのみの計測となるため、実際の撮影現場では、被写体に向けても、果たしてどの辺りを測っているかが分かりづらく、大体の感で、露出計の示す値を基に調整していました。
今回、18%グレーカードを導入することで、撮影の際の露出決定に役立つかと思います。
何故2つ買ったかというと、SEKONICは小型で持ち運びしやすいカードタイプだから、NikonはA3サイズと大きめで、室内で使うのに良いから、あと安いからです。
それに、グレーカードも物によって微妙に色が異なりますし、物は試しということで。
露出計でおなじみのSEKONICの標準反射板は、グレーカードと言われるように、畳めばちょっと大きめのカードサイズ。
こんな感じで完全には開かないようです。耐久性は…あまりなさそう。消耗品ですね。
一方Nikonの標準反射板は、A3サイズのダンボールです。表面はざらつきが大きく、まあ値段なりですね。
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