Nikon純正のRAW現像ソフト、
Capture NX-DのVer1.50から、カラーコントロールポイントが復活しました!
●カラーコントロールポイントとは?
Nikonは、かつて有料のRAW現像ソフト、Capture NXやCapture NX2を販売しており、それにはU Pointテクノロジーという機能が搭載されていて、その中の機能の1つがカラーコントロールポイントでした。
これは、一般的なレタッチソフトと違い、一部の色をピックアップし、その適用範囲を決めて、自由に色修正が可能になる機能です。
例えば、青い空の青だけを強調したい、と思って青の彩度を上げても、画像全体が青みがかってしまうことになります。
カラーコントロールポイントは、調整したいカラーのみを選択して変更できるため、他の調整したくない箇所には影響せずに仕上げることが可能です。
逆光で暗くなってしまった人の顔を明るくしたり、人物以外の背景を暗くしたりと、とにかく様々な調整が可能で、当時からCanonはRAW現像ソフトは無料でしたが、Nikonは有料であっても、付加価値のあるRAW現像ソフトを提供していました。
●Nik Softwareが開発した技術
この技術は、Nikonが独自開発したわけではなく、他社のライセンスを購入してCapture NX/NX2に組み込んでいたようです。
この技術を開発したのが、Nik Softwareで、Photoshop用のプラグインとして販売していたり、NikonもCapture NX用に更に機能を追加する
nik Color Efex Proを販売していました。
非常に便利なツールで、デジタル写真時代にふさわしいツールと言えましたが、2012年9月に、Nik SoftwareはGoogleに買収されました。
この影響もあってか、Nikonは当時販売していたCapture NX2にU Pointテクノロジーを搭載することができなくなってしまったようです。真相は定かではないですが、GoogleがNik Softwareのライセンスを外部に出さない方針としたのかもしれません。
Capture NX-Dは国産RAW現像ソフト、市川ソフトの
SILKYPIXベースと言われており、実際にインターフェイスも似たような感じとなっています。
しかし、発表当時のCapture NX-DはCapture NX2の充実した編集機能がごっそりなくなっていて、Nikonユーザーからは相当の不満が出ていました。当時の
私のブログを見ても、ユーザー要望(当時)を見ると、なかなかひどいなぁと改めて思いました(笑
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