D3400用タブルズームレンズ
2019-10-04


つまり、従来のスチル撮影のみ考慮したレンズのモータ制御では、動画撮影時にはスムーズに動かないのです。


技術面はこれくらいにして、なんと言っても、こんな安価なレンズなのに、AFが爆速! AF-Pレンズの特徴はこれに尽きます。
もう、従来の、筒型モータ採用レンズとは比較になりません。何なら、値段が1桁違う、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(リングタイプの超音波モータ使用)に近いくらい速いのです。

最近は、CanonもSTMレンズと称してステッピングモータを多く採用していますし、レンズが大きく素早いAFのため大トルクが必要な大型望遠レンズを除けば、今後はステッピングモータレンズが主流になるでしょう。
従来、NikonのエントリークラスのレンズはAFがやや遅く、Canonに負ける印象がありましたが、このレンズの登場で、その差が縮まったのではないでしょうか?

画質も、従来の18-55mmよりヌケが良いように感じます。解像力も十分にあります。メーカーHPのMTF曲線を見ても、初代DXズームと比較して、明らかに改善しています。

▼AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの性能曲線図(Wide側)
禺画像]

▼AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの性能曲線図(Tele側)
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[URL]


▼AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの性能曲線図(Wide側)
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▼AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRの性能曲線図(Tele側)
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[URL]

MTFだけではレンズは語れませんが、こうしてみると、改善しているのがわかりますね。

従来あったAF/MF切り替えスイッチやVRのON/OFFスイッチはなく、カメラ側のメニューで選択となります。
筒型超音波搭載レンズは出来なかったフルタイムMFも、このレンズは特に切り替えなく可能です。これも美点ですね。


●AF-S DX NIKKOR 55-200mm f/4-5.6G ED VR[LINK][LINK]

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