SONY MDR-7506レビュー
2014-04-11


禺画像]
既に多くのレビュー記事があるので、今更うちのブログで記事を書くまでもないのですが、書きたいことを書きたい時に、が当ブログのコンセプトなので、お付き合いください(笑

昨日はプレーヤー(Marantz SA-15S1)にいくつものCDをとっかえひっかえして楽しみまして。
エージングも済んでいませんが、印象を価格.comのレビューっぽく羅列。


【デザイン】
MDR-CD900STの兄弟と言われているだけあり、デザインはほぼ同じだが、ハウジングがプラスチックでメッキモールもなく、CD900STと比べると、写真で見るよりも現物は安っぽく感じるのが第一印象。
通称「青帯」のProfessionalステッカーが良いアクセントになっている。


【機能・使い勝手】
CD900STにはない折り畳み機構は便利。元々民生版だったCD900には折り畳み機構があり、7506はCD900ベースなんでしょうか?
カールコードは短めで、少し離れた場所に設置された機器で聴く場合は、延長コードが欲しい。映像撮りのモニター用としては適度な長さ。
ミニプラグ対応で、ポータブルオーディオにも気軽に使えるのがよい。
CD900STと比較してどうこう言うのは、実はナンセンスで、CD900STはスタジオでの音楽制作の為のモニターなら、7506は屋外の映像撮りのモニターとして最適化されているという事でしょうね。


【装着感】
ヘッドバンドは設計が古く、左右の長さ調整が今となっては面倒で、頭頂部のフィット感はそれほどでもない。
イヤーパッドも、CD900STよりは厚めになっているとのことだが、最近の中級クラス以上のヘッドフォンほどの厚みはなく、耳の大きい人は長時間装着はきついかもしれない。
幸い、自分は頭のサイズが人より少し小さいからか、大きさ的にはちょうど良かったです。


【サマリウムコバルトかネオジムか?】
MDR-7506は製造期間が長いせいか、ドライバユニットのマグネットの仕様が変わっているようです。
よく言われているのは、海外向けはサマリウムコバルトで、国内向け白箱はネオジム(SONYは国内版マニュアルではネオジウムと表記)とされていましたが、現在は海外版もネオジムマグネットとHPに表記されており、([URL])今回購入したものも、箱にはNeodimiumの表記がありました。


【音質全般】
CD900STより低音が出るとか、ドンシャリだとか言われている7506ですが、一般の観賞用ヘッドフォンと比べて、わかりやすいズンとくる低音は出ません。場合によっては薄く感じますが、よく聞くとかなり低い周波数まで再生できているようです。これも、ソースに味付けせずに、ソースの低音の収録状態そのもので変わります。
高音は、ソースによっては突き刺さる印象あり。これも、音を丸めずにストレートに再生しているからか。解像感は程よく高いが、キレッキレの解像度、というほどではない。それでも、1万円クラスのヘッドフォンとしては、ずば抜けて解像度は高い。やや硬質な印象だが、エージングが進めば変わるか?
ヴォーカルは、ソースによっては耳元でささやかれているくらいゾクッとくるリアルさ。POPSの多くが、平面で乾いたヴォーカルに聞こえるのは、このヘッドフォンのせいではなく、ソースそのものがそう収録されているから、というのがわかる。

モニターヘッドフォンだけあって、ヘッドフォンそのものの評価をするというより、聴いたソース自体の評価になってしまうのが面白いところ。


【音楽評価】
・POPS系は、ソースの録音状態、録音品質が丸わかり。ソースによってこうも違うのか!というくらいばらつきが多い。

山下達郎はレンジが広く、とにかく楽器が明瞭で、丁寧に作られているのがよくわかります。

Mr.Childrenは、実はかなり音質に気を配った楽曲作りをしていて、このヘッドフォンで聴いていてもとても気持ちのよい楽器ばかり。
音源は古いが、アルバム「深海」のタイトル曲は、ダイブしていく様子がリアル。


続きを読む

[オーディオ・ビジュアル]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット