久々にオーディオ機材の更新です。
すでに我が家でも十数年前から、ハイビットハイサンプリング、今時の言い方でハイレゾ音源の再生環境は整っていたものの、肝心の音源が不足している有様でした。
ここ3,4年で、e-onkyo musicやmora、OTOTOYなどハイレゾ音源を扱うサイトが増えてきて、音源自体も充実してきて、先日、椎名林檎の「日出処」を、24bit/96kHz flac音源で購入したのを機に、ハイレゾ音源も少しずつ入れていこうと思います。
なので再生環境もそれにしたがって変えていこうと。
以前は据え置き機のネットワークオーディオ、例えばmarantzのNA8005あたりが面白そうかなと思っていました。
が、こういった据置機は、変化の早いPCオーディオ、ネットワークオーディオの世界で、すぐに陳腐化するのではないかと考え始めまして、そうなると、PCを使った音源再生のほうが、やれることも多いし、いち早くトレンドも取り入れられる、最近流行のUSB-DACは小型のものが多く、据え置き機のようにスペースをとらない、そういうメリットを生かしたオーディオを今後構築していこうと思って、購入したのが、今回のiFi micro iDSDであります。
ポータブルなので、箱はとても小さい。
最近オーディオ誌も買わないので、近年のオーディオ業界情報は、ネットで見るくらいしか知らなかったのですが、このiFi-Audio社、イギリスの音響メーカーAMR(Abbingdon Music Research)が2011年に出資し立ち上げた新しいブランドで、AMRのハイエンドオーディオとは別の、リーズナブルな価格帯のヘッドフォンオーディオを主軸とした製品展開をしているようです。
今までオーディオの海外ブランド品は、自分で買ったのはせいぜいBOSEくらいしかなく、英国ブランドは初めての購入です。
もっとも、車もそうであるように、イギリスは昔からオーディオのガレージメーカーも多いですし、伝統あるブランドも数多く存在しますから、一度は買ってみたかったんですよね。
このmicro iDSD、かなり野心的な設計で、一見、大きめなポータブルUSB-DAC+ヘッドフォンアンプですが、現在流通しているありとあらゆるDSDファイルはもちろん、それを超える24.6MHzのDSDファイルまで扱えるすごさです。
ちなみに、SACDは2.8224MHzなので、その10倍近い1bitストリームファイルを扱えることになります。
SACDの2.8224MHzは、実は可聴範囲の高音域では、PCMの16bit/44.1kHzよりダイナミックレンジが劣るなど、実はやや物足りない部分もあり(このあたりは耳の高音域の感度が低いので問題ないレベルとされている)、それを大幅に超えるサンプリングを扱えるのは、より高音域のダイナミックレンジを確保できるということにもなるはず?
PCM信号ですら、768kHzサンプリングを扱えるなど、将来より高品位なフォーマットが出ても対応できるのが魅力です。
ファームウエアの更新もよく行われており、品質改善に取り組んでいるのも評価できる部分です。
こういった内容から、使い手側も遊べる要素が多く、さらにシステムアップの提案もあり、今回これに決めた次第。
とりあえずサクッとつないでみました。
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